研究員紹介

金子真弓

学歴

青山学院大学 法学部卒

経歴

メーカー営業職、
法律事務所での勤務を経て東レ経営研究所 入社

職歴

ワークライフバランス推進に係る中小企業コンサルティング、企業のダイバーシティ推進活動に対する支援等を実施。
近年は、長時間労働削減、業務効率化に向けたプロジェクトチーム支援や、企業の「働き方改革」における実態調査などに従事している。

資格

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会アンガーマネジメントファシリテーター™

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普段の業務内容は? 仮説と検証を繰り返しながら、顧客の真の課題にアプローチしていく

ダイバーシティ推進やワークライフバランス、あるいは働き方改革といったことに取り組んでいる企業に対するコンサルティングをしています。また、「ハラスメント防止」や「メンタルヘルス」などをテーマに、講師として社員教育のお手伝いをさせていただくことも多いですね。

「働き方改革を進めたい」という意思は同じでも、それぞれの企業が置かれている状況や抱えている問題はさまざまです。長時間労働や休暇の取得にかかる問題なのか、人材の育成や活躍にかかる問題なのか、あるいは業務のプロセスや仕組みにかかる問題なのか・・・、クライアントの話をじっくりと伺い、一つずつ課題を明らかにしながら、アプローチしていくことが重要です。なかには、はじめに「〇〇を解決したいんです、こういうことをやりたいんです」ということを相談されたものの、話を伺っていると、少し違ったところに課題があるというケースもあり、結果的に当初のリクエストとは趣向を変えたコンサルティングを行うこともあるので、目の前の人に向き合い、そのニュアンスを汲み取り、本当に必要としていることを導きだすことが重要だと感じています。

また、クライアントが抱えている課題は一つではないことが多いので、たとえば、「他社ではこのようなことがありました」や「同じ業種だとこういう問題があるケースもありますよね」というようにさまざまな方向からアプローチしながら、仮説と検証を繰り返して、お客様の真の課題を探っていきます。

この仕事に向いていると思う理由は? 常識や前提にとらわれない柔軟な提案力

凝り性というか、一つのことにじっくり取り組むことが好きな性格が、分析やプランニングなどに役立っているのではないかと感じます。たとえば、私は趣味で釣りをしますが、魚はその日、その場所のコンディションによって、一定層にいることが多く、状況を見ながら仮説をたてて仕掛けを投げ、微調整したり、セッティングを変えて根気強く検証していく、ということを楽しんでいます。そのような部分は今の仕事にも通じているかもしれません。

また、常識や前提を疑うように心がけています。限界や制約なども、最初から決めてかからないで、「他に違う道はないかな?」と考える方が楽しいと思いますし。

時折、「これはこういうものだから」や「これを変えることはできない」という風に、前例や慣習のようなものが、クライアントにとって新たなチャレンジを阻むハードルや壁になってしまっていることがあります。でも、「本当にそうですか?」と投げかけてみたり、別のアプローチを提案したりすることで、解決につながることもあるので、何事も固定概念にとらわれず、柔軟に考えていくことが大切だと思います。

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仕事で心がけていることは? より良い関係性や成長につながるコンサルティング

私の専門は、「ハラスメント防止」や「健康経営」、「アンガーマネジメント」などです。例えば、ハラスメント防止研修などでは、「これをやってはいけません」や「それはダメです」といったことを中心的に伝えるものも多くありますが、NGを気にしすぎるあまり、メンバーとの必要なコミュニケーションが取れなくなったり、指導に対して後ろ向きになってしまうようなケースもありますので、私自身は少し違ったアプローチをしています。

ハラスメントに関する基礎知識を身に着けていただく、というのはもちろんですが、それだけではなく、「コミュニケーションをとる上でこういう工夫をしたらより良い関係性が築けませんか?」というお話をできるだけするようにしています。こうした課題に取り組むことを通して、より働きやすい職場環境になったり、部下や後輩の成長につながったりと、リスクマネジメントだけでなく、組織自体のアップデートにつながるようなコンサルティングを心がけています。

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自分が提供できる価値とは? 一人ひとりに響く“言葉”と“ストーリー”

特に難しいのは、いかに従業員の方一人ひとりをプロジェクトに巻き込んで、それぞれに当事者意識をもってもらうかだと思います。そのためには、それぞれに“響く言葉”を投げかけるということもそうですし、参加しやすい“ストーリー”をつくってあげることも大事です。私自身、以前メーカーで働いていたこともあるのですが、経験として、必ずしも性能が高い製品が売れるわけではありませんでした。大切なのは、ユーザーにとっての“ストーリー”なんです。

働き方改革やワークライフバランス推進についても同じことが言えるかなと思います。従業員の人たちの心を打つようなメッセージを投げかけたり、一緒にストーリーをつくっているという参加意識を高めたり・・・。施策名一つをとっても、目に留まりやすかったり、よい語感だったり、といったユニークなネーミングにするなど、商品でいうところの商品名やパッケージを工夫することで、現場の方たちにも届きやすくなると感じることが多いので、そういう部分にも力を入れてコンサルティングを行なっています。

あなたのオフタイムの楽しみは?

出向いた土地のローカルな魅⼒を発掘することです。
観光をするのにも、いわゆる定番スポットだけでなく、ガイドブックに載っていないような風景や隠れた名店を探すことが好きです。

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